BUHIXの日記

サッカーやJリーグについて書いたり、読書や旅行について書いたり。

【最近読んだ本8】部屋の隅で眠っていた芥川賞受賞作

 

別に芥川賞作品を集めているとかそういうことではなく、何の気なしにブックオフで買ったものだと思います(ぉぃ)。

 

スティル・ライフ

第98回芥川賞。めっちゃいいな、これ。おすすめ。私にとっては直球の青春小説だ。

青春小説と言うと世間では部活ものや恋愛ものを指すのかもしれないが、少し頭でっかちになって「世界」とか「自分」について考えることも立派な青春だと思う。

合わない人には「恋愛沙汰がないとつまらん」とか「主人公と佐々井がホモみたい」と思われるのかもしれないが……

あと、佐々井の人生が先に進んでるのに主人公の側には成長がないように見えるので、それがつまらんと言う人もいるかもしれない。

スティル・ライフ (中公文庫)

スティル・ライフ (中公文庫)

 

 

グランド・フィナーレ

第132回芥川賞。うーん。文章は上手いと思うけど。グランド・フィナーレっていうタイトルなのに、肝心の「終幕」の前に終わっちゃってないか。解説の高橋源一郎が「最初に読んだ時の印象は良くなかった」「この題材を選んだ理由が分からない」と書いているのに同意する。その後に何だかんだ無理やり理屈をつけて擁護してるけど….

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

 

 

パーク・ライフ

第127回芥川賞。うーん。文章は上手いと思うけど……って、上と同じこと言ってるな。

私は保坂和志が割と好きなのだが(と言っても2、3冊しか読んだことないけど)、保坂の作品は読めるのになぜこれは合わなかったのだろうか。思うに

 

  1. 保坂はいい意味で理屈っぽい。つまり、スタイルの裏に彼なりの文学理論がある。
  2. 保坂はいい意味で浮世離れしている。つまり、「現実の固有名詞をたくさん出してオサレ感を演出する」という手法を取らない。

 

の2点が理由ではないだろうか。

まあ、あくまで私の好みの話なんで吉田修一さんのファンは怒らないでください。『スティル・ライフ』を褒めて『パーク・ライフ』を貶すというところから、私の好みを察してください(笑)

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)

 
プレーンソング (中公文庫)

プレーンソング (中公文庫)