BUHIXの日記

サッカーやJリーグについて書いたり、読書や旅行について書いたり。

【最近読んだ本4】一級史料、錬金術

 

日本史の一級史料

  • 何度か読み返した程度には好きな本だけど、内容は「広く浅く」になっているかなと感じる。研究者の生活を紹介するのか、史料の内容を紹介するのか、史料の読み方を教えるのか、時代劇のウソとホントを教えるのか。どれか1つに絞っていればもっと面白い本になったのでは。
  • 結局、第2章「歴史家は何をどう読む?」と第4章「一級史料の宝庫『島津家文書』を読む」が最も重要だと思う。歴史の知識を載せた本はたくさんあるが、このように知識が生まれる過程を具体的に書いた本はあまりないと思う(少なくともこういう新書では)。著者が一番伝えたかった部分もそこだろう。

 

日本史の一級史料 (光文社新書)

日本史の一級史料 (光文社新書)

 

 

錬金術 

  • 錬金術の歴史や思想について書いたもの。真面目な本であり、語り口も難しい。
  • 錬金術は主に地中海地域(北アフリカ、中東、アルプス以南のヨーロッパ)で発達した。アルプス以北のヨーロッパに対する「南の思想」である。こういうのを見ると、『森と人間の文化史』に書いてあった「森の思考/砂漠の思考」という分類はあくまで目安に過ぎないんだろうな、と思う。
  • 初めて知ることばかり書いてある本は「へぇ〜」としか言えない(笑)。再読する必要がありそう。
  • 例えばキリスト教における「煉獄での浄財」というイメージは、錬金術における「卑金属からの金の精製」のイメージに影響されているらしい。まさにへぇ〜という感じ。

 

錬金術―宇宙論的生の哲学 (講談社現代新書)

錬金術―宇宙論的生の哲学 (講談社現代新書)