BUHIXの日記

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J2第20節(ジェフ千葉戦)の結果と感想

 

※これは最新の試合に関する記事ではありません。

  4-6で敗れました。6点も取られたのはこの試合と第35節(名古屋戦)だけです。結果の捉え方は人の数だけあると思いますが、私は「反省点がたくさんある試合こそ見直す価値がある」と考えます。この記事では主にハイライトを使って失点シーンを振り返っていきます。

 

プレビューの反省点

 本題に入る前に、プレビュー記事の反省を少し述べておきます。

 あの記事では「ポゼッション勝負で互角になったらロングパスを選択すればいい。千葉に比べて岐阜は裏へのロングパスも上手いから有利」と書きました。「サッカーはそんなに単純なものではない! 簡単に裏狙いに切り替えられたら苦労せんわ!」とお叱りを受けそうな文章ですね。

 言い訳をさせていただくと、自分の言っていることがあまりにも単純であることは分かっていました。ただ、その時は「敢えて言い切る」ことに何か意味があるような気がしていたのです。だから「こうすれば勝てます」と言い切りました。

「サッカーは複雑なスポーツなのでなかなかこの通りに行かないかもしれないが〜〜」といった逃げを打たずに、断言したかったのです。そうでなければ予想の意味がない、事前に保険をかければ何とでも言える、そんなのは「後付けで何とでも言える」のと同じで予想でも何でもない、予想するからには言い切らなければいけない……と、その時は考えていました。なぜそう考えたかというと単なる気分のせいなんですが…(笑)。

 

 あと、「勝てそうな気がしてくる千葉失点集」のコーナーは見事なフラグになりましたね。やっぱりああいうことを書いたらいけませんね。

 

1失点目

 乾にCKを頭で合わせられて失点してしまいます。近藤が囮となって敵を引きつけ、空いたニアのスペースに乾が入っていくという形でしょうか。大本が乾をマークしていましたが、乾の動きについて行くのが遅れてしまいました。同時にヘニキも乾を邪魔しようとしていますが、間に合いませんでした。

 以前の記事にも書きましたが、CKの時にヘニキだけは特定のマークを持たずにゾーンで守っているようです。ヘニキは機敏さに欠けるため、誰かをマークして振り切られるよりは飛んできたボールを跳ね返すことに専念させた方がいい、ということなのでしょうか…?

 

2失点目

 近藤から右サイド(岐阜左サイド)の北爪へロングパスを通され、北爪はダイレクトでゴール前に折り返し。飛び込んできた指宿に見事なボレーシュートを決められました。

 阿部が北爪のクロスをクリアしに行っていますが、指宿の動きは見えていなかったと思います。指宿はいったん北爪の近くに寄ってボールを受けるようなそぶりを見せた後、阿部の背後を通ってゴールに向かうコース取りをしていました。

 ただし阿部が悪い誰が悪いというよりは、 相手のCBからサイドの奥深くへロングパスを通される時点で負けだったと思います。ロングパスを出されたくないなら前線からプレスをかけないといけないし*1、連動してラインも上げておかなければいけません。前半アディショナルタイム(しかも勝ち越した直後)という時間帯もよくありませんでした。

 

3失点目

 千葉GK佐藤優也が岐阜のFKをキャッチすると、一気に前線の清武へロングフィード。そのまま清武にゴールを決められてしまいます。セットプレーからの綺麗なカウンターを食らった形です。

 カウンターに備えて残っていたのは大本と永島。清武1枚に対して2枚残しているのだから(というか1枚多く残すのがセオリーなのでしょうが)欲を言えば止めてほしかったところです。しかし高望みかもしれません。2人とも必ずしも守備力を買われて試合に出ているわけではありませんし。

 あともうちょっと欲を言うと、ビクトルこれ止められなかったかな?という気もします(笑)。

 

4失点目

 キムボムヨンに豪快なミドルシュートを決められました。これは相手を褒めるべきかもしれません。強いて言うなら永島がもっと早くキムにプレッシャーをかけに行くか、シシーニョがプレスバックする必要がありました(この頃のシシーニョは1トップ(0トップ)で起用されています)。

 

5失点目

 乾が左サイド(岐阜右サイド)からのスローインでラリベイにボールを渡します。ラリベイはしばらくキープした後で乾に返し、乾がクロスを選択。後列から飛び込んできたアランダが合わせてゴールを奪います。シュートの形は2失点目の指宿によく似ていました。

 私の率直な考えを言うと、シシーニョがアランダの飛び込みを見ていなければいけませんでした。位置的にはインサイドハーフがアランダを見るべきだと思いますが、この時シシーニョは1トップからインサイドハーフに移っていたはずです(直前に小野と難波の交代があったため)。

 それに、この時の岐阜守備陣は「下がりすぎてバイタルエリアが空いている」という形になっていたため、誰かがそこを埋める必要がありました。ちょうどバイタルエリア*2を埋めに行ける位置にいた選手もシシーニョです。特別にアランダをマークしようという意図がなくても、バイタルを埋めに行っていれば自然にアランダと動きが被るし、クロスへの飛び込みに気づきやすくなっていたでしょう。

 もっとも、私は別にシシーニョを叩いているというわけではありません。彼が非常に勤勉な選手であることは分かっていますし、皆さんもよくご存知だと思います。ただ、この場面のシシーニョの動きは彼らしくないほど緩慢でした。もしかしたらインサイドハーフではなくそのままFWをやる(難波と2トップ)という指示が出ていたのかもしれません。実際の試合でどうだったか忘れた。

 

 付け加えるなら、ラリベイに人数を割きすぎて乾をフリーにしてしまったのも問題だと思います。「1対1で勝てないなら囲んで奪う」という大木流だったのかもしれませんが、ゴールに近い位置でやるのはリスクが大きいのではないでしょうか。それとも、ゴールに近い位置だからこそ人数をかけてラリベイを止めに行くべきなのでしょうか? うーん。

 

6失点目

 ハイライトなので直前の状況がよく分からないのですが、大久保?が右サイド(岐阜左サイド)の乾へロングパス。阿部が乾と競り合うものの収められてしまいます。そして乾から中央のアランダへ、アランダからスルーパスでラリベイへ、と繋がれてラリベイがゴール。どうもカウンターを綺麗に決められた場面のようです。

 オフサイドにならないように走り込んだラリベイの動きも、アランダがパスを出したタイミングも上手でした。ヘニキがアランダ+ラリベイと局所的に1対2になっているので、これをヘニキに止めろというのは酷です。こうなった時点で守備組織としては負けですね。根尾谷断層パックリ(また言ってる)。

 追いつくために前線に人数をかけていた時間帯なので、カウンターを受ければこうなってしまうのは無理もないことなのですが。

 

 欲を言うなら、乾へのロングパスを収められないように阿部に頑張ってほしかったところです。中央に折り返された時点でもう根尾谷断層が口を開けているので、失点を防ぐ目があったとすれば乾に渡さないようにすることだけでしょう。まあタラレバですが…。

 

【関連記事】

*1:アウェイの千葉戦では見事にプレスをかけ続けた。

*2:以前にも言ったけど「ペナルティエリアのちょっと前。ペナ外だけどシュートが入りやすい場所」くらいの意味でこの言葉を使っている。