BUHIXの日記

サッカーやJリーグについて書いたり、読書や旅行について書いたり。

J2第31節(愛媛FC戦)の結果と感想

 

※これは最新の試合に関する記事ではありません。

 

  2-1で勝利しました。感想を書こうとはずっと思っていたのですが、なぜかDAZNでこの試合の映像(フルタイム)を見直すことができなくなっていました。いつ直るかと待っているうちに1ヶ月の視聴期限も過ぎてしまいましたので、ハイライトを見つつ書くことにします。

 

気になっていたこ

 この試合では51分にシシーニョと永島が交代しています。今までにもシシーニョが途中交代したことはありましたが、こんなに早く下がることはありませんでした。

 実況が「シシーニョは怪我をしたわけではなく戦術的な交代」と言っていた気がしますが、では岐阜の戦い方はどのように変わっていたのでしょうか。映像を見直したかったのですが、謎のままになりそうです。

 本当はシシーニョが軽い怪我をしていたんじゃないかな?というのが個人的な推測です。

 

14分 岐阜

 古橋がカットインを狙うもシュートには行けず、小野→福村と下げます。その後、左サイドに開いていたシシーニョへと展開。古橋が中に入ったことで空いたスペースを、上手くシシーニョが使いました。

 ここまではいいのですが、だいたいいつもここで手詰まりになってしまいます。ただ、この時は違いました。風間がシシーニョの近くへ寄ってパスを受けると、そのまま遠目からのシュートを選択。見事にゴールを奪いました。

 シュート意識といった精神的な要因よりは、愛媛側の原因が大きいと思います。風間のようにキック精度が高いけど相手DFを背負ったら弱い選手をフリーにしてしまいました。一見するとペナルティエリア内でたくさんの敵が守っているようですが、風間がパスを受けた時には前方のスペースが思いっきり空いています。愛媛の19番(堀田)は明らかに首を振って風間の動きを見ているのに、なぜかついて行きません。釣り出されるよりはゴール前を固めていた方がいいと判断したのでしょうか。風間がシュート体勢に入ってから慌てて詰めていますが、間に合いませんでした。

 

22分 岐阜

 田森が前線へ一気にロングフィードすると、なんと走り込んでいたのはシシーニョ。キーパーと1対1になりましたが、上手く距離を詰められてしまいゴールを奪うことはできません。

 いま見直すと、34節の福岡戦のゴールを予感させるような攻撃ですね。リアルタイムで観ていた時には「もしかしてこのプレーが監督のお気に召さなかったので交代させられたのかな?」とも思いましたが、それはまったくの見当違いでしょう(笑)。ただ、ここでシシーニョが軽く負傷した可能性はあると思います。

 

34分 愛媛

 愛媛のボランチ?から中央で待つ河原にスルーパスを通され、一瞬で大ピンチ。オフサイドをアピールしていますが、ラインは揃っていません。

 さらに飛び出したビクトルがかわされて大大大ピンチ。ビクトルはいつもシュートをバンバン止めてくれますが、飛び出したら碌なことになってない気がします(笑)。愛媛のGKがシシーニョ相手に上手く飛び出したのを見た後だと、なおさら……

 ただ、かわされた後も河原とゴールの間に入り続けようという姿勢はよかったし、立ち上がって自分のポジションに戻るのも速かったと思います。この超がつく大ピンチをなんとシュートを撃たれずに切り抜けられたのも、結局はビクトルのおかげかもしれません。

 

48分 愛媛

 右CB堀田?*1から最前線の白井にロングパスを通されて、また大ピンチ。田森が競り合いますが、ボールを収められてしまいます。これで白井はビクトルと1対1。大大ピンチ。

 白井はシュートに行かず、走り込んできた小暮へのパスを選択。小暮はフリーになっており後はダイレクトで撃つだけです。大大大大ピンチ。なんとか福村が小暮のシュートをブロックしますが、こぼれ球を白井に押し込まれて同点。

 ……と思ったら、判定はオフサイド

 

 この場面のポイントは2つあると思います。1つ目は福村と大本の対応が良かったということ。2つ目は「でもオフサイドになってくれたのは偶然だな」ということです。

 

 白井→小暮のパスが出た時点で、ペナルティエリア内には福村と大本がいました。小暮にフリーでシュートを撃たれてしまいそうだと見るや、福村はゴールを守るために下がります。一方、大本は小暮にプレッシャーをかけに行きます。

 緊急時に2人の動きが被らず、このように咄嗟に役割分担できたのは素晴らしいことだと思います。いつもこれくらい上手いといいなぁ。福村がゴールマウスの方に向かったおかげで小暮のシュートをブロックできましたし、小暮のシュートが弱くなったのはもしかしたら大本が寄せに行ったおかげかもしれません。…実はビクトルと福村の動きが被っているかもしれないな。

 

 しかし、その後の白井のゴールがオフサイドになってくれたのは偶然だと思います。言葉だけで説明すると分かりにくいので、図を貼っておきましょう。

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 福村と大本はそれぞれ矢印の方向に動いています。前述の通り、緊急時にこの分担ができたことはGOODです。しかし福村がゴール方向へ下がる動きは、同時に「オフサイドラインを下げる動き」にもなります。もし小暮がシュートを撃つタイミングがあと少しだけ遅かったら、福村は白井よりも後ろ(ゴールライン側)に行っていました。すると白井はオフサイドにならず、得点は認められていたでしょう。

 要するに「小暮がシュートを撃つタイミング」がたまたま「福村が白井より後ろに行くタイミング」の前だったおかげで成立した、幸運なオフサイドです。

 オフサイドラインを意識して動き直さない白井が甘かったのだと言うこともできますが、完全に守備陣を突破された恰好です。実質的な1失点でしょう。

 

58分 岐阜

 風間が中盤に下がってボールを受け、右サイドのパウロに展開。パウロから中央の永島に折り返し、シュート。いい攻撃でした。パウロ「これ本当にパウロか?」と思うような嫌なパスを通しています。

 実況も言っていますが、永島とシシーニョの違うところはシュート、得点力です。大木監督の中で「今日の愛媛に対しては永島を入れてシュートを撃たせた方がいいかも」と閃くものがあったのかもしれません。

 

79分 愛媛

 愛媛がいい角度でFKを得ましたが、キッカー小島は直接狙わず右サイド(岐阜左サイド)の近藤に展開。福村が近藤に寄せるもののクロスを上げられてしまいます。それを有田が頭で合わせてゴール。岐阜はついに同点に追いつかれました。

 なぜ有田のところが空いていたのかは、よく分かりません。強いて言うなら庄司の背中側に入り込まれたせいですが、特に何か上手い動きをされたようには見えません。大木監督のよく言う「簡単に失点してしまう」が当てはまる場面だと思います。

 

80分 愛媛

 永島が藤田と小島に挟まれ、中盤でボールを奪われてしまいます。そして河原(?)から最前線の近藤へスルーパスが通り、大ピンチに。

 阿部が何とか近藤を遅らせたため、近藤は藤田へのパスを選択。この時、岐阜の守りは「最終ラインを押し下げられてバイタルエリアが空いている」という形になっており、藤田はフリーです。大大大ピンチ。

 藤田が放ったシュートはビクトルの手をもすり抜けてゴールへ……と思われましたが、何とその後ろまで戻っていた田森がブロック。見事な読みです。48分のシーンではゴールマウス内に向かう福村がビクトルと交錯しかけていましたが、今回はそれもなし。ナイスプレーです。

 この後、小池や近藤がこぼれ球をシュートしますが、いずれも跳ね返すことに成功します。岐阜の選手たちがよく集中していたと思います。

 

85分 岐阜

 風間の動き出しに合わせて福村がロングフィード。抜け出した風間がシュートするも、滑り込んできた浦田にブロックされます。トラップが大きくなったせいで少し時間のロスがありました。

 しかし、いい攻撃だったと思います(こればっかり言ってるな。ハイライトに収録されてるんだからそりゃいい攻撃だよね)。風間が右WGの位置から*2ゴール前に入っていくアイデアも良かったですし、福村もよく風間の動きを見ていました。浦田にそれを上回るナイスディフェンスをされただけです。素直に浦田を褒めるべきでしょう。

 

86分 岐阜

 小野がCKを蹴り、難波が頭で合わせてゴール。これが決勝点となりました。

 難波は小野がボールを蹴る瞬間までニアサイドに走り込む動きを見せていますが、小野が蹴ったのを見るや小刻みにステップしてファーサイドへとポジションを修正しています。本人は「小野がファーに蹴ると思っていた」とコメントしていますが、本当のところはどうなのでしょうか(笑)

 最初の動きはむしろ「ファーに行くと見せかけて鋭くニアへ方向転換する」という軌道になっていますし、本気でニアを狙っていたようにも見えます(自分はチームの指示を守ろうとした、とも言っていますし)。どこまでが駆け引きだったのか分かりませんが、その後のポジショニング修正も含めて、ともかく真似のできない動きだと思います。もちろん可能ならば他の選手たちにも真似してもらいたいのですが。ユニフォームを脱ぐところは真似しないようにね。

 

全体的な感想

 愛媛にもチャンスが多く、薄氷を踏んで掴んだ勝利でした。特に48分の場面で得点されていたらどうなったか分かりません。4連勝の中で最も危ない試合だったと言っていいでしょう。

 ただ、同点に追いつかれた後の苦しい時間帯に逆転までは許さず、何とか持ちこたえることができました。そこはやはり進歩だと思います。

 

 

 

ハイライトしか見られないのに
BUHIXの話が長すぎないか?

 

 

 

まあ以前の記事でも「第一には自分のため」って言ってましたしね。

 

 

 

*1:照明のせいで背番号が見えにくい。長良川の照明には改善の余地があると思う。バックスタンド側からグラウンドを見るとまぶしすぎるし。

*2:難波とパウロが交代し、風間が右WGに移っていた。