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BUHIXの日記

ニワカから成長しつつ、FC岐阜やJリーグの素晴らしさを伝えていきたいなと思います。

J2第9節(カマタマーレ讃岐戦)の結果と感想 ~90分プレーするということ~

 3-1で勝利しました。これで4試合続けて勝ち点を挙げたことになり、順位は11位まで上がりました。順位表の上半分に入っています。また、得失点差もこれでプラスに転じました。

 強くなってきたね(;_;)

 

順位についてもう少し言うと

 実は単独の11位ではありません。勝ち点12で5つものチームが並んでいます(岐阜、町田、愛媛、岡山、千葉)。勝ち点が並んだ場合には以下の順番に順位を判定することになります。

 

  1. 得失点差
  2. 総得点
  3. 直接対決の結果(イ. 勝ち点  ロ. 得失点差  ハ. 総得点)
  4. 反則ポイント*1
  5. 抽選(昇格や降格がかかっている等、必要な場合のみ)

 

 よって、まず得失点差により岐阜=町田>愛媛>岡山>千葉が決まり、総得点によって岐阜>町田が決まりました(岐阜は直接対決で町田に勝っているので、仮に総得点が同じでも順位は上になります)。5チームの中で一番上に来ることができたわけです。

 ちなみに今年のJ2は大混戦です。J2はいつも展開が読めないと言われていますが、今年はおそらく例年以上だと思います。勝ち点で岐阜と並ぶチームが5つもあるように、中位から下位は完全な団子です。また2〜5位にも勝ち点差がなく、上位陣も僅差の争いをしています。

 今からでも遅くありません。興味を持たれた方はJ2の情報を追ってみてください。さらに興味を持たれたらスタジアムに足を運んでみてください。おそらく伝説のシーズンになります。今年のJ2を観ておけば、未来のJリーグファンに自慢できるかもしれませんよ。

 

讃岐のスタメン

前節から高木がエブソンに、馬場が山本翔平に替わっています。フォーメーションは「山本をアンカーにした中盤ダイヤモンド型の4-4-2」になるようですが、私の目ではそこまで細かいことは分かりません(ぉぃ)

 讃岐のキープレーヤーであるはずの馬場と高木は、ベンチにも入っていませんでした。怪我でもしたのでしょうか? 特に馬場は当ブログで何回も注目選手として名前を挙げてきたのですが…プレビューの中で何回「馬場」って書いたかな(笑)

 仕方ないので馬場のイケメンな画像でも貼っておきます(ぉぃ)。ハームタイムに流れたインタビューのものです。

f:id:buhix:20170424010131p:plain

 エブソンは今までCBで出場していたのですが、この試合では高木の代わりに左SBに入っています。

 なお、岐阜のスタメンは前節から変わっていません。

 

試合開始から古橋無双

 立ち上がりは木島徹也、西、仲間らのプレスが良く、岐阜が右サイド(讃岐の左サイド)からボールを前に進めるのは難しそうでした。左SBエブソンに不安があるので、他の選手たちも気合いを入れて守っていたということなのでしょうか。

 反対に、左サイド(讃岐の右サイド)は楽に通ることができました。古橋を自由にさせすぎでしたね。試合開始から4分も経たないうちに古橋は惜しいシュートを2本も放っています。

 そのシュートから3本連続でCKを得ると、やはり古橋が押し込んで先制しました。この場面はヘニキと難波がニアに動いたことで讃岐の選手が釣られています。もっと言うと讃岐の選手同士をぶつからせたのでしょうか? 得点した古橋以外にも岐阜の選手がフリーになっています。

 それから約10分後に、またしても左サイドから2点目が生まれました。左SBの福村が市村(渡邊大剛?)へのパスをカットすると、難波→古橋と繋いで最後は田中パウロが頭で押し込みます。古橋が相手選手の頭をちょうど越えるような浮き球のクロスを送ったのは上手かったですね。

 ただ、福村のインターセプトは失敗すれば大ピンチになるような危ないプレーでもあるのですが……と思っていましたが、たぶんその前に難波と古橋が相手CBにプレスをかけた時点で「次はこっちにパスが出るぞ」と読んでたんですね(あと、福村がかわされた場合に庄司がケアできる位置にいた?)。いわゆる「連動して奪う」というやつです。FWのプレスにSBが連動するのはなかなか珍しいような気がします。大木流の特徴が出た場面ではないでしょうか。

 パウロがフリーになっていたのは、強いて言うならエブソンの戻りが遅いせいなのでしょう。しかし急造SBには酷な話かもしれません。

 

 少し話が逸れますが、第9節を終えた時点で岐阜の総得点は13となりました。これは湘南と並んでリーグ3位タイです。1位の名古屋と3点しか変わりません。過去の記事で「岐阜は攻撃的 ではあっても攻撃 はない」などと言葉遊びのようなことを書きましたが、おそらく訂正が必要でしょう。現在の岐阜はペナルティエリアに人がいないどころか、どんどんエリア内に人が入ってくるような攻撃をしています。相手も怖さを感じているはずです。シーズンが終わるまでに1回くらい得点数リーグトップに立ってもおかしくありません。…1年前、いや1ヶ月前にすら、こんな事態が予想できたでしょうか(;_;) 

 

4-4-2になっていたかも?

 岐阜は21分ごろから永島を上げて2トップのような形になります。教科書的に言うと4-4-2です。

 永島は果敢にプレスをかけ、讃岐のビルドアップを妨害します。彼だけでなく難波や両SHにシシーニョまで連動してボールを奪いに来るため、讃岐はなかなか効果的な攻撃ができませんでした。30分ごろになると讃岐はあまり前からボールを取りに来なくなり、引き気味になってきます。岐阜が相手を陣内に押し込め、もう一度流れを引き寄せたと言えるでしょう。すると永島はトップから中盤の位置に戻りました。

 結果は成功だったと思いますが、なぜここでフォーメーションを変更したのでしょうか。大木監督は、この時間帯になって相手にボールを持たれるようになってきたと感じていたのでしょうか。

 もしかしたら、直前に大本が田中パウロと衝突したことが関係しているのかもしれません。大本は治療のために少しピッチ外に出ていました。彼の負担を減らすためにしばらくフォーメーションを変更していたということも考えられます。2トップならそんなにパウロが中に入っていく必要はないし、パウロが定位置にいれば大本がオーバーラップする必要もありません(そのスペースがありません)。

 まあ私はサッカー未経験者なんで、「1人の選手の負担を減らすために全体の形を変える」なんてことがあるのか知りませんが。

 その後も岐阜はハイプレスを続け、何度かカウンターを受けるものの、それ以上にショートカウンターからチャンスを作って前半を終えます。讃岐のビルドアップ(CB2人+GK1人)に対して4人でプレスしている場面には色んな意味でビックリしました。高い位置で奪おうというのを超えてバスケのオールコートプレスみたいな何かですね。千葉のハイラインと同じくらいかそれ以上に極端な戦法だと思います(流石に90分やろうとはしていませんが)。讃岐の北野監督が前半終了後のインタビューで「止める蹴るができないからサッカーにならない」と語っていた通り、岐阜側にも「プレッシャーをかければボールが取れる」という確信があったからこその作戦でしょう。

 

後半から讃岐が動く

 讃岐は後半から、左SBだったエブソンがCBに入ります。代わってCBだった中島が左SBへ移りました。市村が右SBから左に移ろうとしたようにも見えましたが、見間違いかもしれません。

 また、57分には2枚替えを行います。山本に代わってユン・ソンホ、木島徹也に代わって我那覇を投入。ユンは左SBに入り、中島は左SBからCBに戻りました。そしてCBのリ・ヨンジがアンカーに上がります。我那覇はそのまま木島の代わりにトップに入りました。

 15分も経たないうちに左SBを2回も替えたのは、正直「迷走」だと思います(エブソン→中島→ユン)。実況も「北野監督が戦術ボードを見ながら考え込んでいる」と言っていました。

 それでも前線に我那覇を置いてボールが収まるようになったことで、讃岐はチャンスを作り始めます。

 71分には田森のパスを木島良輔にカットされ、ショートカウンターから我那覇に決められてしまいました。ビクトルが我慢できずに釣り出されたと言うこともできるのでしょうが、まあ木島のボールキープと我那覇のポジショニングが見事だったのだと思います。

 

 ただこの時間帯もあまり相手に押されているとは思わず、こっちにも3点目のチャンスが生まれるだろうな、と思っていました。「相手が前がかりになったら隙ができる」という一般論だけではなく、今年の岐阜はカウンター得意だからです。前節や前々節の感想にも書きましたが、いまレギュラーになっている岐阜のFW陣はみなロングボールを受けるのが上手です。今日見た感じだと永島も長い距離をドリブルで運ぶことができます(シシーニョのドリブルは上手いけど、速度という点では並の気がする)。実際に試合はカウンター合戦の様相を呈し、岐阜は何度もシュートに持ちこんでいました。

 

パウロと古橋の左右交代

 岐阜は67分ごろからSH(ウィングと言った方がいいのかな)の田中パウロと古橋が位置を交代しました。パウロは左利き、古橋は右利きなので、2人とも利き足と同サイドに移ったことになります。普通に考えれば、SHにカットインさせてシュートを撃たせるためというよりは、クロスを上げさせるための布陣です。「俺たち点取ったし難波さんをアシストしようよ」ということなのでしょうか?(笑)

 …と思っていましたが、もしかしたら讃岐の左SBが安定しないと見て監督から指示が出たのかもしれません。そこに古橋をぶつけて前半のように無双してもらおう、ということだったのでしょうか。実際に、右に移ってからの古橋は何度もユンをスピードで振り切っていました。

 ちなみに、パウロと交代した山田は右利きですが左SHに入っています。一般的に言えばクロスよりシュートが蹴りやすくなる配置です(パウロと古橋も普段は利き足の逆サイドに置かれています)。そしてちょうど古橋がアシストして山田が決める形になりました。

 

山田の初ゴール

 80分を過ぎるころから、岐阜の選手が疲れたようなそぶりを見せ始めます(膝に手を置く等)。前半から攻守に渡って相当走ってきたので無理もありません。この辺りになると、3点目が取れそうだという期待よりも「そろそろ選手を替えないと危ないんじゃないか」という不安の方が大きくなってきました。この試合の選手交代はいずれも80分を過ぎてからだったので、いつもよりちょっと遅いのではないかと思います。前半にプレスをかけまくっていたのは途中交代が前提だからだと思っていたのですが、違うのでしょうか。

 ようやくと言うべきか、84分に永島に代わって小野、86分には田中パウロに代わって山田が投入されます。その後、山田が試合を決める3点目を入れたのは上述の通りです。また、小野も3点目の流れの中に絡んでいます。山田にとってはこれが今シーズンの初ゴール、そして移籍後初ゴールです。

 交代で山田が入ってきた時、「だいぶ相手の後ろにスペースがあるから活きるかも」と思いました。彼はボールを持った時に凄いことができるわけではありません。クラブの公式サイトではドリブラーと紹介されているものの(参考)、言っては悪いですがそこまで違いが作れるわけではないと思います。

 ただ、公式サイトには「献身的」とも書かれています。……確かにスピードや運動量はある方なので、カウンターの局面では彼にもチャンスが来るかもしれない(いままで来ても外してたじゃん、とか言わないように)。それに、テストマッチでは裏に抜け出す動きを評価されているようだ(参考)。讃岐はパワープレーでCBを一枚上げてきたし、山田が活きやすい状況かもしれないぞ……そう思ったのですが、その通りにカウンターからゴールを決めてくれましたね*2……とは言っても、やはり山田が決めた時には驚きました(ぉぃ)

 なお、この場面を見直すと、相手のCB2人とGK1人に対してまたしても4人で襲いかかっています(難波、小野、古橋、山田)。フレッシュな選手を入れて大木流プレスをかけ直した、ということなのでしょう。監督がいつも言っている「90分プレーし続ける」を体現したようなシーンでした。

 難波の運動量は年齢を考えると凄いの一言です。たぶん他の選手にもいい影響があると思います。「前線で一番のベテランが走ってるんだから」となれば、苦しくてもみな足を止めるわけにはいかないでしょう。

 

岐阜のチャントが聞こえた

 最後に、サポーターの応援が素晴らしかったことにも触れておきます。と言っても私は現地にいたわけではなくDAZNの中継を観ていただけなのですが、画面越しでもそれは分かりました。歌詞が分かるくらいはっきりと岐阜のチャントが聞こえてきたからです。

 香川までの遠さ、日曜日開催であること等を考えると、現地観戦は大変だったと思います。お疲れ様でした。次節はホームでいっそう盛り上げましょう。

*1:反則ポイント - Wikipedia

*2:かなり距離の短いカウンターなので、私が想像したような「裏の広大なスペースに抜け出して…」というパターンとは違うのかもしれない。