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BUHIXの日記

FC岐阜のレビューをしつつ、ニワカから成長していきます。

ツエーゲン金沢×ザスパクサツ群馬その2 〜裏天王山で分かれた明暗〜

 第6節の金沢×群馬の感想です。岐阜の第10節の相手が金沢、第11節の相手が群馬なので、その予習として観てみました。

(前回の記事)

 

序盤は金沢が攻勢

 実況アナが試合開始前に語ったところによると、やはり「カウンターの金沢ポゼッションの群馬がどう戦うか」というのが見どころのようです。先の記事での見立て通りですね。

 開始早々、群馬がビッグチャンスを作ります。高井のスルーパス高橋駿太がヒールで折り返し、山岸がシュート。これを見て「おっ、やはり群馬はポゼッションできるのか」と思ったのですが、その後はしばらく金沢に支配される展開となりました。

 先の記事で推測したように、金沢はサイドアタックのパターンをしっかり確立しているようです。解説の佐々木達也さんも「金沢が群馬の3バックの両脇を狙っている」と仰っていました。「3バックの弱点は両脇(両WBの裏)」とはよく言われるセオリーですね。

 また金沢はただサイドのスペースを突くだけでなく、サイドチェンジも効果的に使っていました。出すボールがSBの上がりにピタリと合っており、タイミング・精度ともに良かったと思います。背番号を確認するのが面倒なので、誰が蹴ってるか分からないんですけど(ぉぃ)。小柳でしょうか。

 この時間帯の群馬は自陣内で好きにボールを回され、たまにボールを持ってもすぐにプレスで奪い返されています。

 

群馬もエンジンがかかり出す

 20分ごろになると、金沢のプレスがひと段落したこともあって群馬のチャンスが増え始めます。セオリーで言うならば、金沢のサイドアタックに対抗してWBを高い位置に上げた(金沢のSBを押し下げようとした)ということなのでしょうか。画面上ではそこまで分かりませんが。

 軸となる高井、山岸に小林竜樹高橋駿太、川田が絡む群馬の攻撃はなかなか怖いと思います。この時間帯にクロスやCKから点が入ってもおかしくなかったでしょう。なんでこれで得点最少なんだろう。金沢はクロスやセットプレーにあまり強くないようです。実況によると、今年からマンマークを取り入れているがまだマークがずれてしまう時がある、とのことです。

 その後は一進一退の展開となります。金沢は風上に立っていることもあって積極的にミドルシュートを撃っていきますが、枠を捉えられません。群馬は高井の突破などからチャンスを作りますが、金沢のGK白井の好セーブもあり、得点は奪えませんでした。白井は顔が槙野智章に似ていてムカつきますが(ぉぃ)良いGKです。

 

長いミーティングも実らず……

 後半が始まる前、群馬の選手たちはなかなかピッチ上に姿を現しませんでした。ロッカールームで試合再開ギリギリの時間までミーティングをしていたようです。その詳しい内容までは分かりませんが、レポーターが伝えるところによると、森下監督の主な指示は「ミスをせずにプレーしよう」というものだったそうです。

 一方の金沢は、後半のキックオフから高い位置でプレスに出ます。特に戦い方を変えるわけではなく、前半の立ち上がりにできていたことをもう一度やろうとしたようです。

 結局このプレスが当たり、金沢に先制点が生まれました。59分、群馬のGK牲川が味方CBに出そうとしたパスを中美がカットし、ボールはそのままゴールラインを割ります。

 この得点シーンはもうネットの色んな場所で晒されたので、見たことある方も多いでしょう。一場面だけを切り出せば「群馬のGKが馬鹿だった」ということになるのですが(確かに牲川のプレーはあまりにもお粗末です)、後半開始からの流れを見ればまず「ハイプレスをかける」という金沢のチーム戦術があり、その上に「GKまでプレスに行く」という中美の決断が加わって生まれたゴールだと言えます。

 一方の群馬は「ミスをしないように」との指示も空しく、大チョンボで失点しまいました。前半から思っていたのですが、群馬の3CBはそれほど足元の技術に優れていません。森下監督はポゼッションサッカーを志向しているようですが、彼ら(とGK)に後ろからビルドアップをさせるのは危なっかしいと思います。それを続ければ、この日の1失点目のようなミスがまた生まれてもおかしくありません。前線には高井を筆頭に才能ある選手たちがいるので、シンプルに放り込んでもいいのではないでしょうか。どうしてもボールを支配したいならば、岡庭がビルドアップの時に最終ラインに入る等の工夫が必要だと思います。スペイン人のキーパーを獲るのもいいぞ。

 

すぐに追加点を取られる

 先制されてから2分も経たないうち、群馬は立て続けに2点目を取られてしまいます。

 パク・ゴンが攻撃参加してCBが2枚になったところにカウンターを受け、またしても中美に決められました。金沢の2トップ(中美・佐藤洸一)は強力なので、2対2で止めるのはなかなか難しいですね。

 群馬はすぐに追加点を取られてしまうあたり、去年までの岐阜のような典型的なダメダメチームの姿に見えます。パクはなぜ無謀な突撃を仕掛けたのでしょうか。「追いつくぞ!」という気迫を示そうとしたのでしょうか。3CBのうち1枚を攻撃参加させるのは他のチームでもやっていることではありますが…。

 その後、2点をリードされた群馬は必死に攻め立てた…と言いたいところですが、ボールは持ててもなかなか前に進めることができません。最後まで金沢の運動量が落ちず、群馬のパスコースはすぐに潰されてしまいます。むしろ金沢の方がカウンターから何度も決定機を作っていました。3点目、4点目が入っていてもおかしくなかったと思います。

 金沢が2トップを交代させたのは何故かなと思ったのですが、おそらくプレッシングの負担が相当大きいためでしょう。中美と佐藤洸一は攻守両面で本当によく走っていました。天晴れです。

 

印象に残った選手

 何と言っても高井ですね。身体能力があり、スピードに乗ったままドリブルすることができます。加速の迫力は永井謙佑FC東京)を見るようですね。その後は自分でシュートを撃つこともできるし、味方にラストパスを出すこともできます。また守備時のプレッシングも熱心です。極端に言えば1人だけでショートカウンターを仕掛けることができてしまいます。関東大学リーグ得点王の触れ込みに違わぬ、破格のルーキーと言うべきでしょう。

 あとはやはり金沢の中美と佐藤ですが、上に書いたので繰り返しません。それ以外だと、金沢の小柳・大橋、群馬の山岸・岡庭のボランチ陣は技術があります。両チームともボランチの質はリーグ内で上の方に入るのではないでしょうか。高井だけでなく岡庭もルーキーとは思えませんね。

 

 

 

ちなみにBUHIXは金沢の「one step beyond」
というチャントにハマったらしいぞ。

 

 

 


 

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