BUHIXの日記

ニワカから成長しつつ、FC岐阜やJリーグの素晴らしさを伝えていきたいなと思います。

J2第7節(水戸ホーリーホック戦)の結果

 2-1で勝利することができました。今シーズンのホーム初勝利、今シーズン初の連勝、そしてJ2通算100勝という節目の勝利になりました。10年目で100勝というのは大変なスローペースですが、スローなりに何とか降格せずに戦ってこられた結果だと思います。

スタメンがまた少し変わる

 山田に代わって右SHに田中パウロが入りました。前節のパフォーマンスを見れば妥当だと思います。山田が何度か得点機を逃したのに比べ、パウロは途中出場で勢いのあるプレーを見せていました。ここのポジションはまだまだ競争が続きそうです。パウロの調子次第ではまた山田がスタメンに戻るでしょう。

 そしてCBは青木・田森の組み合わせからヘニキ・田森に変わりました。青木は7試合目にして初めてのスタメン落ちとなります。大木監督は前節からCBの組み合わせを模索しているのでしょうか。それとも、この日はピッチコンディションが悪かったため、青木のパス能力は発揮できないと見たのでしょうか。あるいは、前田大然を警戒して人に強いタイプのヘニキを入れたのでしょうか。

 なお、プレビューで触れた水戸の選手たちのうち、橋本と細川はベンチスタートとなりました。

 

前半は雨に苦労

 久しぶりのホームゲーム、しかもJ2通算100勝のかかった一戦ですが、天候はあいにくの雨でした。そのためピッチに水溜まりができ、ボールが非常に転がりにくくなっていました。特にひどかったのはバックスタンド側(中継画面の奥)です。選手が動くたびに水しぶきが上がるような有様でした。

 岐阜はこのピッチコンディションに苦しみ、前半はなかなかボールを回せません。いつものようにショートパスの交換をしようとすると、水溜まりにボールが止められてしまいます。水戸はそれを狙っていたようで、止まったボールを何度も掻っ攫われました。いつも前半だけで400本くらいあるパスが200本台、80%を超えるパス成功率が60%ほどしかありませんでした。プレビューに「いいところで殴り合うような試合になる」と書いたけど、こっちが殴られるだけになったようです(笑)

 前に出すパスがカットされるのはまだいいのですが、怖かったのはバックパスをする時です。今年の岐阜はよくCBやGKまでボールを下げて組み立て直します。これがボール支配率を引き上げる要因の一つであり、普段なら長所と考えるべきなのですが、この試合の序盤では短所となっていました。バックパスが水溜まりで止まったところをカットされ、何度か大ピンチを招いてしまいます。「超がつく俊足の前田大然を目の前にして」「水の浮いたピッチで」「後ろに」パスを出すのは、かなり危険な行動だったと言えるでしょう。前田に決められなくてよかったと思います。特に大本はバックパスの選択が多いように見え(気のせいかもしれませんが)、冷や冷やしながら見ていました。

 また、雨によって最もパフォーマンスを下げられたのは永島だったのではないかという気がします。彼は大木流の申し子と言うべきか、細かいパス交換が非常に得意です。もしかしたらチームで一番かもしれません。その反面、視野はあまり広くないようです。ロングパスを出す場面も受ける場面もあまり見ません。今日のようにショートパスが使えない状態になると、なかなか試合の中に入れないように見えました。

 以上のように前半は苦しい展開となりました。ただ、結局前半のうちに失点することはありませんでした。試合全体の流れを考えたとき、前半を0-0で凌げたことは非常に大きかったと思います。後半になると雨が止み、だんだんピッチコンディションも回復していくのですが、何節か前の岐阜ならそこまで耐えられなかったでしょう。苦しいゲームを落とさないようになった辺り、チームの成長を実感します。

 

古橋プロ初ゴール

 上述の通り雨が止んだこともあって、後半に入ると岐阜はだんだんボールを支配できるようになりました。60分に古橋が頭で決め、先制に成功します。

 見事にDFのマークを外してフリーになったわけですが、動き自体を見ると前方のスペースにボールを欲しがっていたのかな?という気もします(単なる私の主観ですが)。実際に来たのは高い浮き球のクロスでしたが、あまりヘディングが得意ではないのによく決めてくれました。これが古橋のプロ初ゴールです。おめでとう!

 何度も言ってきたことですが、やはりクロスを上げれば何かが起こるかもしれません。逆サイドのSHがゴール前に入れば、そこにクロスが来るかもしれません。背が低い選手でも動き出しが良ければヘディングで点が取れるもしれません。やってみなければ結果は出ませんね。

 

まさかのカウンターサッカー

 岐阜が1点を先制すると、水戸は追いつこうと前がかりになってきました。すると岐阜はシンプルに相手の裏を狙うようなサッカーに変えていきます。難波がロングボールを受けてヘディングで落とすような形も見られるようになります。まさかこんな展開になるとは予想外です。岐阜サポほど驚いたのではないでしょうか(笑)。

 68分、カウンター後の流れから永島が決めて2点目。前半はおそらく一番目立たなかったと思いますが、ここで大仕事をしてくれました。このゴールの場面を見ても、やはり永島は狭い場所には強いですね。山口戦での得点もこんな感じでした。

 さらにカウンターから何度かチャンスがあり、山田、大本も今季初得点を挙げられそうでした。山田はもっと積極的に行ってほしかったところです。前節に決定機を2連続で外したのが影響しているのか、撃ったら入りそうなところでパスを選択してしまいました。大本は試合終了直前のシュートが惜しかったですね。あれが決まっていたら綺麗なカウンターになったし、プロ初ゴールにもなったのですが。

 

守備も頑張った

 後半の水戸は何度かセットプレーでチャンスを得ていましたが、空中戦にさほど怖さはありませんでした。上にも書きましたが、こっちが難波をロングボールのターゲットにできた(水戸のDFが難波に競り負けている)くらいです。地上でのシュートもだいたい体勢を崩せたりブロックできたりしたので、そんなに危ない場面はなかったと思います。

 危険だったのはスローインから前田が抜け出してキーパーと1対1になった場面くらいです。ただマッチアップしたヘニキもだんだん慣れてきたのか、抜かれずに上手くディレイしたり、前田へのパスをカットしたりできるようになっていきました。

 総じて後半の岐阜の守備は固かったと思います。攻め込まれてはいましたが、最後に跳ね返せました。岐阜が「しっかり守ってカウンター」なんて試合運びを見せるとは珍しいことです。雨でも降るんじゃないでしょうか。あ、降ったのか(笑)

 

最後に

 今日のように「自分たちのサッカー」ができない日にも勝ち切れたということは、非常に大きな糧になると思います。こういう経験を重ねれば自信にもなるし、だんだん「勝ち方を知っている」というチームに変わっていけるでしょう。

 次節はまさに勝ち方を知っている湘南が相手となりますが、選手たちはできるだけ様々なことを吸収してほしいものです。もちろん勝ち点がついてくるならそれに越したことはありません。