BUHIXの日記

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J2第7節(水戸ホーリーホック戦)プレビューその1

 明後日(8日・土曜日)は長良川水戸ホーリーホックと対戦します。久しぶりのホームゲームです。行くかどうかはまだ決めてません。前日の気分で決まります(ぉぃ)。
 J2はこうやって自由な観戦が可能です。チケットを早めに取らなきゃ、スケジュールを決めておかなきゃ…ということはありません(J2でも名古屋グランパスさんや松本山雅さんはチケット完売の恐れがありますけど)。「こんな適当な態度でもファンを名乗っていいんだよ」というのが当ブログで伝えたいことの1つです。


対戦相手の重複多し

 水戸と岐阜はここまでに6試合を消化していますが、うち3試合で対戦相手が被っています(山口、名古屋、東京V)。よってその対戦結果を見てみれば間接的に両チームの力関係を測れるかもしれません。
 結果は以下の通りとなっています。

山口 名古屋 東京V
岐阜 2△2 1△1 0⚫︎1
水戸 1△1 1⚫︎2 0⚫︎4

 というわけで、互角だけど若干岐阜の方が強いんじゃないかな…?と贔屓目で見てしまいます(笑)。特に東京V戦を見れば水戸の弱点が分かるかもしれませんが、はてさて。

予習:とりあえずハイライト

 まず対戦相手が重複している上記3試合のハイライトを観てみました。この記事ではその感想を書くことにします。もちろんサッカーとはハイライトだけで分かるスポーツではありません。ですのでフルタイムの動画もどれか1試合は観てみるつもりですが、記事にするかどうかは未定です。

第3節・東京ヴェルディ

攻撃面

 水戸の攻撃では橋本晃司が物凄く目立っています。シュートを放っているのはほとんど彼です。パス交換で相手を翻弄してからミドル、味方のシュートの跳ね返りに合わせる、フリーキックで直接ゴールを狙う、とパターンも多彩。特に跳ね返りを一閃したシュートはゴールポストに直撃しており、決まっていれば1-1の同点になるところでした。そうなると勝負の行方は分からなかったでしょう。チャンスメイクの局面で目立っていたのは佐藤和弘のクロスなどです。

守備面

 東京Vのチャンスは主に裏への抜け出しか、クロスから生まれていました。ハイライトを見る限りでは左WB湯澤の後ろのスペースを突かれていたようです。また、水戸のDF陣はクロスへの対応をかなり苦手にしているように見えます(正CBの細川が退場になってしまったのも影響しているでしょうが)。しかし岐阜の攻撃陣もクロスに飛び込むのがあまり得意ではないので、どしどしクロスを入れて崩すということはできないかもしれません。

その他

 ハイライトを見る限り、細川が退場するまでは水戸も決定機を作れています。その時点までは五分五分だったという感じです。結局、10人になってしまったことが0-4という大差負けの直接的な原因なのでしょう。しかしこの試合で退場者を出したことは「運」や「偶然」では片づけられないかもしれません。なぜなら両チームの被警告数(もらったイエローカードの数)には大きな差が見られるからです。
 東京Vは今までのところ、J2で最も被警告数の少ないチームです。それに対して水戸は3番目に多く警告を受けています。その回数は実に1試合平均2.0回*1。この数字を見ると、退場者が出たことが必ずしも偶然とは思えません。両チームの落ち着きに差があったし、もっと言えば守備戦術の構築に差があった、ということなのでしょうか。


第4節・名古屋グランパス

攻撃面

 水戸の攻撃で目立ったのはまたしても橋本。ハイライトの中で「惜しいシュート」を放ったのはほぼ彼だけでした。
 1得点はセットプレーのこぼれ球から生まれています。橋本がFKを蹴ると、それをシモビッチがクリア。そのこぼれ球を佐藤和弘→林と繋いで押し込み、ゴールを奪いました。この時、名古屋の選手たちはオフサイドと思ってプレーを止めてしまっていたようです。
 なおハイライト動画の最後の部分では、実況が「名古屋はホームで何とか勝ち点3を手にしました」と言っています。終盤はかなり水戸が攻め立てていたようですね。特に75分に二枚替えを行なったのが有効だったとのことです(ただしそれはハイライトを観るだけでは分かりません)。


守備面

 名古屋の1点目は水戸のオウンゴールでした。内田が左サイドから早めにクロスを上げると、水戸のCB今瀬がそれをクリアミス。ちょうど自陣ゴールに向かってボレーで蹴り込んでしまう形になりました。
 今瀬はレギュラーではなく、おそらく細川の代わりに出場した選手なので(細川は前節で退場になったため、今節は出場停止)実力が少し落ちるのかもしれません。しかしそれを差し引いても、やはり水戸のDFはクロスへの対応を課題にしているようです。2つの失点シーン以外にもクロスやCKから惜しいシュートを撃たれている場面があるので、総じて「横から来るボール」に脆いように見えます。
 名古屋の2点目は玉田のスルーパスからでした。ライン裏に抜け出した永井がこれを受けると、ファーサイドにいたシモビッチにクロス。シモビッチが落ち着いて決め、ゴールとなりました。
 東京V戦の項にも書きましたが、水戸DFの弱点はやはり裏抜けとクロスです。尤もこの2つは「基本にして究極」の戦法なので、それに弱いと言ったところで何も言っていないに等しいかもしれません。また、極論すれば「裏抜けとクロスに強いチームなんて無い」のかもしれません。しかし、失点シーンも含めてピンチのほとんどがこの2つの基本戦法*2から生まれているということは、やはり守備のどこかに問題があるのだと思います。それが組織の問題なのか個人の能力の問題なのか、私の知識では分かりませんが。


第6節・レノファ山口

攻撃面

 この試合のハイライトに出てくるのは水戸のシュートシーンばかりです。よほど押していた展開だったのだなと分かります。シュートのほとんどはクロスから生まれていました。水戸は今までの試合でクロスにやられているけど、自分たちも同じ方法で攻めることがあるわけですね。こんな風に、クロスというのはどんなチームでも狙ってくる基本的な攻撃パターンだと思います。岐阜も出来るだけチャレンジしてほしいものです。
 なおクロスを上げる役目は田向、湯澤、佐藤和弘、外山らが担い、合わせるのは前田、湯澤らです。前田のスピードに目を奪われがちですが、チャンスメイクとフィニッシュの両方に名前が出てくる湯澤も要注意ですね。


守備面

 攻めている場面ばかり映っていたので守備面はよく分からず(笑)。同点に追いつかれたPKを除くと、山口の攻撃シーンは2つしか収録されていませんでした。
 1つは山口らしくショートパスで敵陣を崩してシュートを放ったシーンです。まあ岐阜はこういう攻撃が出来ないから水戸サポさんは安心していいですよ(ぉぃ)。パスサッカーと言ってもうちと山口さんとは少し質が違いますから。なお最後は和田がシュートを放つものの、水戸のCB細川に寄せられたせいもあって、枠の僅かに上へと逸れていきました。
 もう1つは細川の出したパスをカットしてショートカウンターを仕掛けた場面でした。最後は加藤大樹がクロスを上げるものの、戻ってきた細川にクリアされてしまいます。同点のPKを献上したことといい、彼は自作自演が得意な選手ですね(?)
 そのPKの場面についてですが、ファールだったか否かは微妙なところです。解説の下村東美さんも「それほど悪質ではないプレー」と仰っていました。東京V戦で退場になっていることもあり、細川は審判に目を付けられていたのでしょうか。岐阜戦では例えば田中パウロいつもの無謀なドリブルで細川の所に突っかけて行ったら、何か起こるかもしれません。


印象に残った選手

 攻撃面では橋本、前田、湯澤。特にエース格の橋本と、前節で驚異のスピードを見せた前田は怖いですね。守備面では色んな意味で目立つ細川が印象に残りました。彼が退場したり出られなかったりした試合は負けているので、やはり重要な選手なのだと思います。
 岐阜のCBだけでは前田のスピードについていけないと思うので、SHやSBが下がり目になって警戒する形になるのでしょうか。前田にサイドのスペースをぶち抜かれて大本や古橋が猛ダッシュで戻ってくる場面が目に浮かぶようです(笑)。新人なのに君たちに頼りっきりで申し訳ないな、ほんと。一般企業がこんなに新人を働かせたらブラックって言われるよ。


【関連記事】

*1:フットボールラボのデータによる。

*2:基本戦法と言えば宇水さんを思い出すよね(どうでもいい脚注)。