BUHIXの日記

サッカーやJリーグについて書いたり、読書や旅行について書いたり。

第5節(東京ヴェルディ戦)プレビュー



 FC岐阜は明日(25日・土曜)、味の素スタジアム東京ヴェルディさんと対戦します。今シーズンは開幕から4試合連続で現地観戦してきましたが*1、第5節はDAZNで観ることになりそうです。
 アイスタでの観戦記にも書きましたが、東は静岡、西は大阪が「思いつきで行ける場所」の限界ですね。そこまでなら、ふらっと行っても何とか日帰りできます。東京まで観戦に行くなら事前にもうちょっと計画を立てておかないとダメです(笑)


予習:第4節・レノファ山口

 予習として前節の東京ヴェルディ(以下東京V)の試合を観てみました。山口は既に岐阜と対戦済みのチームなので、岐阜と東京Vを比較するならこの試合が好き材料となるでしょう。

前半の印象

 ポゼッションで上回ったのは山口でした。昨季のようにパスを繋いで攻める形が出来上がってきたようです。少なくとも岐阜戦よりは格段に上手くパスが回っていました。
 ただボランチが定位置にいないというか、中盤の底とかバイタルエリアとか言われる位置に誰もいない?局面があるのは気になりました。そこに誰もいないせいで、後ろからビルドアップする時にCB→SB→SHという経路でサイドにボールを運ぶ以外の手がなくなっていたような気がします*2
 ですので、山口がポゼッションで勝っていても、東京Vの選手はあまり脅威を感じていなかったのではないでしょうか。パスは回せるけどサイドのスペースに偏っている、フィニッシュは岸田の裏抜け一発に頼るしかない、という感じです。なかなかフィニッシュに至れないのはどこかのクラブに似ていますね。名前は伏せるけど、岐で始まって阜で終わるクラブとか(笑)。


ヴェルディの守備力

 東京Vはここまで4試合で1失点しかしておらず、Jリーグ公式HPのプレビューでもその守備力が注目されています。
東京Vvs岐阜の見どころ(明治安田生命J2リーグ:2017年3月25日):Jリーグ.jp
 守備の堅さにも色々なタイプがあります。山口戦を観た限りでは、CBやGKの個人的能力で跳ね返すタイプの「堅さ」ではなく、チーム全体でしっかりプレスをかけてくるタイプという印象を受けました。
 と言っても「どや!この運動量を見ろ!」とばかりにガムシャラにプレスするわけではありません*3。むしろ「ダッシュする距離が短いな」という印象を受けました。無駄なく効率的に走っている感じです。ボールの取り所を決めて、取りに行く・行かないの判断をしっかりと下しているのでしょう。ロティーナ監督の指導によるものだと思います。
 DFラインの高さについては、画面に映っていないので分からない部分もありますが、おそらくプレスと連動してしっかり上げてきているのだと思います。岸田が裏抜けで何度かチャンスを作れたのは、東京Vが最終ラインを高く保っていることの裏返しでもあるのでしょう。
 岐阜は前節(横浜FC戦)で「最終ラインでのショートパス」を狙われているフシがありました。東京Vも当然それを見ているでしょうから、前線から積極的にプレスをかけてくる可能性があります。CBやSBがボールを取った時、近くの味方に渡す(細かく繋いでビルドアップする)のか。それとも大きくクリアした方がいいのか。その判断をしっかりとしなければいけませんね。


後半の印象

 前半よりは東京Vがボールを持っていた印象です。しかし両チームともあまり決め手がありませんでした(東京VがPKで1点を追加してはいますが)。惜しいシュートと言えば安在のクロスバー直撃の一発くらいだったでしょうか。
 守備面では東京Vがプレッシングする場面は減り、ブロックを作って守る感じになりました。山口が根性でプレスをかけ続けようとしている(ように見えた)のとは対照的です。
 このブロックがなかなか堅く、山口の志向するパスサッカーでこじ開けることはできませんでした。岐阜も苦労させられそうです。「パスを回しまくっても相手のブロックの中に入れず、シュートを撃てない」という場面が、目に浮かぶようです。もちろんそれでも最終的に点が取れさえすればいいのですが……。


印象に残った選手

 まず安在和樹です。運動量があり、左足の強烈なキックもあります。守備時にも精力的なプレッシングで目立っていました。
 他には井上潮音や高木善朗高木大輔らでしょうか。ポゼッションでは相手を下回っていたのですが、CBやGKが目立つ(ほど攻め込まれている)というわけでもなく、アタッカーの豊富さが印象に残りました。群馬戦の横浜FCに近い感じです。


展望

 上記の通り、東京Vの守りは「プレスをかけて良し、ブロックを作って良し」という感じで、かなり堅いです。崩すにはアイデアが必要ですが、現状の岐阜イレブンからそれが湧いてくるのか。大木サッカーの試金石になると思います*4
 それから大事なのはやはり、最終ラインにプレスをかけられた時の対応でしょうか。ショートカウンターは岐阜対策としてどんなチームも狙ってくると思います。その場合、技術の高い庄司やシシーニョからボールを奪うのは難しいので、運動量的に多少無理をしてでもCBにハイプレスをかけることになると思います。それにどう対応するのかは決めておかねばなりません。
 これまでの試合でも庄司が最終ラインまで下がってビルドアップしたりしているので、大木監督もハイプレス対策は考えているのでしょうが。


フットボールラボのシミュレーション

 最後に、おなじみフットボールラボの対戦シミュレーションを載せておきます。
FC岐阜 対戦予測シミュレーション 対東京V | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~
 30戦して9勝9敗12分という結果が出ているので、戦力的には五分五分なのでしょうか。
 まあこのシミュレーションは監督の戦術を反映したものではないので、参考程度にしかなりません。あくまで戦力や選手層が大雑把に分かるだけです。仮に戦力が同等だとしても、実際の試合展開は監督の戦術やゲームプラン、選手交代によって変わります。ロティーナの盾を大木武の矛がどう突くのか、見届けましょう。


【関連記事】

*1:4試合中3試合がホームゲームであり、唯一のアウェーゲームも近隣の豊田スタジアムで開催されたため。

*2:後になって思えば単なる見間違いかもしれませんが、まあ「観戦歴が浅いからこそ、気づいたことは何でも書こう」というスタンスでやっております。2017.06.03

*3:Jリーグにはそういうチームが多い。対戦相手の山口もどちらかと言えばそう。

*4:以後、プレビューで毎回毎回「試金石」又はそれに類する表現を用いている模様(笑)。