BUHIXの日記

ニワカから成長しつつ、FC岐阜やJリーグの素晴らしさを伝えていきたいなと思います。

また名古屋×岡山を観る

 また観てしまいました(笑)。サンキューDAZN

 開幕したばかりで熱が冷めていないせいでもあるし、次節で当たる相手だからということもある。それから、何と言っても今年の名古屋のサッカーは観ていて面白く、戦術面でも勉強になるからだ*1(あと、貧乏性だから無料期間中に観まくっておきたい、というのもあるな)。

 

名古屋のビルドアップ

 よく「前線は流動的に」なんて言うが、ビルドアップ時のCB・WB・DHもかなりポジションチェンジをしていた。

 3バックの両脇のCBが左右に開き、元々CBがいた位置にDHが下りてくる。WBは高い位置に移動するパターンと、DHが元々いた中盤の底に入るパターンがあった。WBが高く張るパターンの場合は、玉田や佐藤が中盤に下りてくることもあった。

 こうしたことは知識として「読んだ」経験はあるが、実際に試合の中で目にしたのは初めてだった。ただそれだけのことで感動してしまう。

 普段J2の試合を観ていても、目にするのはせいぜいDHが最終ラインまで下りるパターンくらいである(あとはキーパーがバックパスの受け手になるパターンもあるか)。名古屋のようにDFからMFまでの選手が大きく旋回するビルドアップは、J2では見たことがない*2

 なお名古屋はGK楢崎の足元の技術に不安があるためか、GKまでバックパスを戻すことは少なかった。

 

岡山の名古屋対策

 試合開始から35分過ぎくらいまで、岡山は積極的にプレスをかけに行っていた。それにより名古屋はなかなか効果的な攻撃ができなかった。一見するとビルドアップが上手く行っており、ボールがよく回っているのだが、決定的なチャンスを作るようなパスは出せなかった。岡山にプレッシャーをかけられて、判断するための時間を奪われていたということだろうか。ならばと裏抜けを狙う永井や佐藤に長いボールを蹴る場面もあったが、これもチャンスには繋がらず。

 ただ、岡山にもあまりチャンスはなかった。前半の岡山の枠内シュート数はゼロだ。これほど激しく(悪く言えば粗く)球際で戦っても決定機を作れないのだから、地力の差がだいぶあるのだなと思う。

 

後半の名古屋

 後半開始から名古屋は玉田に替えてシモビッチを投入。するとシモビッチがポストプレーをする場面が増え、いわゆる「縦に速い」サッカーに変わる。前半のような後方から繋ぐビルドアップは減った。

 後半に名古屋のボール支配率が下がったのはそのせいだろう。しかしこの時間帯の名古屋が劣勢だったとは思わない。プレスをかけようという意識は前半よりも高まっているように感じた。前半の岡山のプレスも激しかったが、後半の名古屋はそれに勝るとも劣らなかった。

 ただ、70分頃からその勢いも一段落する。名古屋は激しくプレスに行くのをやめ、引き気味になる。たまにプレスに行ってもあまり連動せず、ポジショニングが乱れていた(追加点はプレスからのショートカウンターだったとはいえ)。ここは試合の中で名古屋が唯一押されていた時間帯であり、岡山にはポスト直撃のシュートが生まれた。

 その後、名古屋の攻撃は前半のようなポゼッション型に戻る。岡山が前がかりになっていたために幾つかのチャンスを得たが、あまり綺麗に敵陣を崩したという感じではなかった。

 

雑感

 風間監督の意図はよく表現されていたが、後半にはプレッシング、ビルドアップともに雑になっていた。連携に問題があるというよりは単純に疲れただけのような気もする。もちろん「連携に問題があるから余計に走らなくてはいけなかった。だから疲れたのだ」とも言えるけど。

 いずれにせよ、チームの完成度はJ2の他チームより高い(たぶん)*3。その上に戦力が段違いで高いのだから、優勝候補の筆頭であることは間違いないだろう。正直、岡山のポスト直撃のシュートが入っていても結果が変わったとは思えない。結局、名古屋が勝ち越し点を取って勝利していたのではないか。仮に引き分けはあっても、岡山の勝ちはなかったろう。それくらい両チームに差があるように見えた。

 

【関連記事】

*1:でも後になって思うと、風間サッカーは戦術というより技術偏重のサッカーみたいだよな。この記事を書いた頃の私は、背伸びして「戦術を勉強しているフリ」がしたかったんだな。2017.06.02

*2:この辺りの記述は知ったかぶって適当なことを言っている。2017.06.02

*3:実際は、この時期には大して完成していなかった。"(たぶん)"と留保をつけてはいるものの、えらく豪快な知ったかぶりである(笑)。2017.06.02