BUHIXの日記

ニワカから成長しつつ、FC岐阜やJリーグの素晴らしさを伝えていきたいなと思います。

2017シーズンの注目選手4 岐阜のエアバトラーたち

大木監督の流儀について

 今季からFC岐阜の監督に就任した大木武は「敢えてピッチを狭く使う」戦術で知られている。いわゆるクローズ戦法である。それに対して私がどんなイメージを持っているかは、先の記事に書いた。

(本記事の前置きとして書き始めたものですが、途中で熱が入ってきたために独立した記事としました)

 

じゃあ今日は誰を紹介するのかというと

 さて、そんな前置きがあったわけだが、今回紹介したいのはクローズ戦法で輝きそうな選手ではない(ぉぃ)。この記事では、空中戦に強い(強そうな)選手たちに注目してみたい。

 

なぜ空中戦の得意な選手に注目するのか?

 一言で表すと、不安だからだ。大木流のサッカーをやると高さや空中戦が弱点になるのではないか、という気がしている。

 クローズ戦法を実現しようとすると、運動量や俊敏性、判断力、パス能力といった要素を重視してスタメンを選ぶことになる。前線から中盤の選手はそれで良い。高さや強さに欠ける構成になっても問題はない。そもそも高さや強さに欠ける者たちが勝つための方法こそクローズ戦法なのだから。

 しかし、ディフェンダー(DF)の場合は少し話が変わってくる。パス能力ばかりを重視してスタメンを選ぶわけにはいかない。DFの第一の仕事は相手の攻撃を防ぐこと、分けても空中戦でボールを弾き返すことだからである。

 パス能力に加えてさらに空中戦の強さまで備えた優秀なDFがいればいいのだが、そんな選手は少ない。いたとしても残念ながら万年J2下位の岐阜が獲るのは難しい。高さや強さに自信がある代わりに足元の技術やパスに不安のある選手を使うか、その逆の選手を使うか、という二択になる。クローズ戦法をやろうとすると当然、後者の選択肢を採るだろう。というわけで、空中戦の強さが犠牲になる可能性が高い。

 優勢に試合を進めているように見えるチームでも、弱点を突かれればあっさりと失点する。サッカーを観ているとよく目にする光景だ。岐阜も同じことになるかもしれない。

 いくら地上戦で「やりたいサッカー」を展開しようとしても、空中戦に負ければ全てぶち壊しである。いくらこちらのボール保持率が高くても、密集から果敢にプレスをかけても、一本のクロスや一本のコーナーキックからあっさり失点して負けてしまうのではないか。……そんな危惧を覚えている(じゃあDF陣にパス能力を求めなくていいかと言うとそういうわけでもないので、この危惧はあまり意味のないものではあるが。まあ「ファンだからこそネガる」というやつだと思ってください)。

 

とりあえず選手名鑑を参考に挙げてみる

 ではFC岐阜に空中戦に強いDFはいないのだろうか。そう思って、エルゴラッソのポケット名鑑でそれっぽい選手を探してみた。引用しているのは同名鑑の紹介文である。

エルゴラッソ Jリーグプレーヤーズガイド2017

エルゴラッソ Jリーグプレーヤーズガイド2017

 

 

田代雅也

顔が小さく笑顔は爽やかだが、個のバトルは絶対に負けたくないという熱さを持つ。代表戦の視聴など、CB研究にも余念がない岐阜のホープ

 

  なかなか期待を抱かせる記述である。「熱さを持つ」という書き方であって、「強い」と言われていないのが気になるが…(笑)

 熱心にCB研究をしているというのは、ヘディングや対人守備などの技術的な部分についてなのか、それともコーチングやカバーリングなどの戦術的な部分についてなのか、どっちだろう。後者であれば賢さも備えた頼もしい選手に育ちそうだが(まあ私はニワカだから戦術的な部分でのCBの良し悪しとかあまり分からないけど)。でも直前に「個のバトルは絶対に負けたくない」と書いてあるのを含めて考えると、技術的な部分を研究しているのかな。

 なお「笑顔は爽やか」とある通り、顔写真はなかなかイケメンである。

※この記事を書いてから約1ヵ月後、田代選手は契約解除となりました。

 

甲斐健太郎

童顔とは裏腹に鬼のエアバトルを繰り広げる。昨季の関西学生リーグではCBで7得点を挙げ、優勝に貢献。プロ初年度の背番号4も期待の表れ。

 

 「鬼のエアバトル」と、何とも頼もしいことが書いてある。得点力を備えているというのもいい。新人に多くを望むのは酷かもしれないが、是非ともJ2の舞台で鬼のように活躍してほしいものだ。いや、これもよく読むと「鬼のエアバトルを繰り広げる」と書かれているだけで「鬼のように強い」とは書かれてないのか……(笑)

 少し気になるのは 181cm / 66kg と、身長に比べて体重が軽いこと。細身だが当たりに強い選手というのもいないことはないだろうが…プロの選手たちとぶつかるには少しパワー不足かもしれない。これがベスト体重なのか、体作りをすればもう少し体重が増えるのか、どちらだろう。

 なお、童顔と書いてあるが顔写真はあまり可愛くない。

 

おまけ:ヘニキ

質実剛健なプレーと“年イチのヘニキ砲”、好きなお菓子に「チョコレート」と答えるような可愛さに取り込まれたサポ多数。そんなマスコット戦士。

 

 何だよこの紹介文。マスコットが空中戦つえーわけねーだろ!…と思ったそこの貴方。  こちらのデータを見て頂きたい。

ヘニキ 2014 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~ 

ヘニキ 2015 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

 

 注目してほしいのは「自陣空中戦」「敵陣空中戦」の項目である。説明は要らないよね、特に2015年の凄さなんか。

 一応少しだけ説明しておくと、このプレースタイル指標というやつは選手の得意・不得意なプレーを20段階で表したものである。「20」が最高で、「7」が平均値に相当する。つまりプレースタイル指標で7点になっている項目は、偏差値で言えば50だということだ。20点はどれだけの偏差値に当たるのかというと……なんと82.5。20点はなんと偏差値82.5(大事なことなので2回言いました)。

 2年ぶりのチーム復帰となった今季も、地上戦・空中戦を問わず、フィジカルの強さをいかんなく発揮してほしい。ただしプレースタイル指標は年ごとのバラつきが大きそうなので、今年もそんなに凄い数字を叩き出してくれるかどうかは分からないのだが…。

 なお、ヘニキは可愛い選手として知られているが、この名鑑の顔写真はあまり可愛くない。

 

おわりに

 大木監督はヘニキと青木翼*1をCBコンビのファーストチョイスとして考えているようだ。ヘニキがいるなら空中戦は大丈夫、かな?(願望) まあボランチ時代と同じ感覚で前に潰しに出て、最終ラインに大穴を開けたりもしそうだけど…(笑)

 若い田代や甲斐もレギュラーの座を取ってやろうというつもりで頑張ってほしい。弱いチームが強くなるためには、そういう突き上げが是非とも必要だ。飲酒運転なんかしてる場合じゃねーだろホントに。 

 

*1:青木はフィードの正確さが武器とされる選手。